布おむつ

我が家の子ども達は布おむつで育ちました。
今長男が小学生なので10年ぐらい前のことです。

私が布おむつを選んだのには3つの理由があります。
まずはゴミの問題です。
当時私は今ほど環境に対する意識はなかったように思いますが、使い捨てには抵抗がありました。
新生児の頃はおむつ替えも頻繁です。
毎回紙おむつを捨てていたら、ゴミの量はものすごいことになってしまいます。
次に、これは環境問題とは全く関係がなく単に私の育児論なのですが、おむつが濡れた時の不快な気持ちを教えたかったからです。
おむつが汚れたら気持ちが悪いのは当たり前です。
そして新しいものに交換すればさっぱりして気持ち良くなります。
その当たり前の快不快の感情を感じさせないのは、不自然な気がしたのです。
3つめは、紙おむつと呼ばれてはいてもプラスチックと化学物質まみれのものを、繊細な赤ちゃんの肌に直接触れさせることにものすごく抵抗があったからです。

以上の理由から布おむつを使うことに決めました。
実際使ってみて気が付いた点をお伝えします。
まずはゴミの量が全然違うことに驚きました。
布おむつを使うことに決めてはいましたが、紙おむつを全く使わなかったわけではありません。
お祝い等でいただいた紙おむつも沢山あったので、長男の時は生後1ヶ月くらいは紙おむつも併用していました。
紙おむつを使用した時とそうでない時のゴミの差は歴然!
しかも水分を含んだ使用済み紙おむつは、焼却するのにも余計にエネルギーが必要なのではないでしょうか。
その点、布おむつは汚れたら洗濯してまた使えます。
太陽の下、洗い立ての布おむつが爽やかに泳いでいるところを見ると気持ちが晴れ晴れしたことを思い出します。
因みにおむつを卒業した後は、私の布ナプキンとして再利用しているので、更にエコですね。
次におむつの卒業が周囲と比べると早かったです。
あくまでも我が家の場合なので布おむつとの因果関係は分かりませんが、2人とも2歳頃には卒業しました。
布おむつは紙のものと比べたら交換も頻繁で洗濯する手間もありますが、それもたったの2年間。
そう考えると、手間も金額も布おむつの方がかからなかったなという印象です。
また、肌に関しても断然布おむつの方が良かったです。
次男は肌が弱いのでおむつかぶれがありましたが、その度合いも紙おむつよりも布おむつの方が軽かったです。
おしっこだけではなく汗もしっかり吸い取ってくれるので、ムレてしまいがちなウエスト周りも気持ち良く保つことが出来ました。

ハードルが高そうに見られている布おむつですが、やってみるとそんなに難しくはありませんでした。
本やネットに情報は沢山載っているので参考になりますし、自分なりのやり方を見付けるのも楽しいかもしれません。
全て布おむつでやり通すのではなく、例えば数時間だけとかお世話に慣れて来たらでも構わないと思います。
気軽に布おむつを楽しみながらエコな育児ライフの輪が広がって行けば、子ども達の為にきれいな地球を残して行くことに繋がって行くのではないかと思っております。